文学の前に、ごはんの話をしよう

新シリーズ、はじめます!
タイトル通り、「食」から「文学」を紹介する記事です。


「読書、特に純文学って、なんだか敷居が高い」
そう思っていませんか?

たとえば……『こころ』『人間失格』『羅生門』。
読んだことはないけど、タイトルは知っている。
三島由紀夫、谷崎潤一郎、川端康成。
名前だけはわかるけど、難しそうで手に取ったことがない。

そんなあなたに向けて、この記事を書いています。


ちょっと想像してみてください。

文豪たちも、わたしたちと同じようにごはんを食べて生きてきました。
偏食家だったり、大食漢だったり、潔癖だったり。
食生活には、その人の性格や感性がよくあらわれると思います。


あなたの食生活はどうですか?
効率重視? 好きなものを好きなだけ? 甘党?
好奇心が強くて、なんでも食べてみたいタイプ?

もしも、あなたと同じような「食の好み」を持った作家がいたら、
ちょっと気になりませんか?


実は、文豪たちにもそれぞれの “食の好み” がありました。
そしてそれは、彼らの作品や文体、生き方にもつながっているように思います。


文学って、少し遠く感じるかもしれない。
でも、「食」ってすごく身近な感覚の世界。
だからこそ、入口としてきっとちょうどいい。

文豪たちの食の好みからは、その美意識・感性・性格がにじみ出ている。
食べ方と文章、生き方には、意外なほど共通項があると思っています。


【どんな記事にしていくか】

文豪ごとに、

  • 食の好みや生活スタイル

  • それが文体や作品にどう影響しているか

  • 初心者にも読みやすい、おすすめの作品紹介

難しいことは抜きにして、ライトに・わかりやすく、でも奥行きもあるようにまとめていきます。


とはいえ、読みづらいのでは・・?
と思う方もいるかもしれません。

でも、じつは……「読みやすい」というのも、文豪の文章の大きな魅力のひとつです。
むずかしそう、取っつきにくそうに見えるだけで、
驚くほど読みやすくて面白い作品もたくさんあります。


【最初に取り上げるのは三島由紀夫】

ストイックな肉体作りと、削ぎ落とされた文体。
味よりも意志、美味しさよりも鍛錬──
そんな彼の“食”から見える文学があります。
意外と親しみやすい作品もたくさん。まずはそこから、ぜひ。

気になった方はたのしみに待っていてくださいね!!